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2008年12月 アーカイブ

2008年12月02日

忙中閑を作る

いや、もう年末進行がもう始まってしまいました。新連携がらみが1件、プログラミング1件、報告書作成・編集・印刷1件。さっき電話がかかってきて急ぎの産廃診断が今週末入ってきます。
 産廃に関しては以前から予約みたいなものがあったものですから、断ることはできません。

 こんな状況では煮詰まってしまいそうで、なんとか精神的に余裕をもっていないといけないのですが、なかなか難しいですね。このブログも気持ちが入らないものだから、10日以上もあいてしまいました。

 しかし、word ってひどいですね。もう腹が立って腹が立って。。。いまさら、別ソフトにするのも時間的に難しい。MSのバカ野郎!!!。

 さて、どうやって「閑」を作りましょうか。

2008年12月15日

ひと山越えて

 ようやく、1つの仕事が仮オープンまでこぎ着けまして一段落・・・しているヒマはあまりないのですが、ちょっと一息入れることができたなというところです。
 前に書いたのが2日ですから、2週間ほどブログに見向きもしなかったんですね。数少ないとは思いますが、読んでくれているみなさんにはご迷惑をお掛けしました。とは言いながらも明日も書くことができるかと問われれば、なかなか難しいんですが。

 さて、今日もまた池田先生のブログからです。池田先生のブログ、はっきり言って私には難解なものが多いのですが、今日のは理解できました。それが『[中級経済学事典] 事後の正義』です。そこに

このように目先の正義感で規制を強化して市場をゆがめる思考法を、法と経済学で事後の正義とよぶ。それ自体は悪いことではないが、不況になっても労働者を解雇できなくなると雇用コストが上がるので、企業は正社員の雇用をますます減らす。それは結局、失業者を増やし、労働者を不幸にするのである。
とあります。なるほどなと思いましたね。ある意味大衆受けすることなんでしょうね、この「事後の正義」って。

 これは政治でも企業経営でも同じことですね。後で振り返って見たときに、「あのときは大変だったけど、そのおかげで今があるよな」と笑って話すことができれば一番良いんですがね。
 問題はその対策・方策が誰のために実行したかです。政治の場合は「国民」のはずなんですが、どうもそっちではないような感じがしてなりません。まあ国民全員が満足する施策はありません。そういう意味で麻生氏が「100点満点はあり得ない」というのは当たり前。当たり前のことを言っているのですが、メディアでは一部を切り取ることで、どうも偏向報道をしてしまうようです。
 じゃあ、企業の場合はどうか。顧客が一番になるのは当然として、従業員も同じくらい考えなくてはいけません。この両者を同じ比重にすることはできませんけど、片方しか見ないのはそれこそ「片手落ち」になってしまいます。
 うん!?、なにか足りないんじゃないと言う人もいるとかと思います。顧客・従業員に加えて最近は「株主」が大きな影響力を持つようになってきていますし、金融機関もそう。顧客・従業員をも加えて「ステーク・ホルダー」と言われていますけどね。でも私としてはその優先順位としては、やはり顧客と従業員のほうが高いと思っています。

 結局、優先順位をどう決めるかになってしまいました。でもこれって経営者にとって一番重要なんじゃないかと思います。いろんな問題・課題が山積しているなか、何を最初に手を付けるのか、これを正しく判断できるのが「良い経営者」なんでしょう(そういう意味では私はあまり良い経営者ではありませんね)。

 なんかまとまりのない文章になってしまいましたけど、今日はこの辺で。ではまた明日・・・書けるといいなぁ。





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2008年12月17日

派遣先だけが悪いのか?

 9月から不況の嵐がそこいら中に吹いているようで、大手企業の人事対策がマスコミを賑わせていますね。この日曜日に放送された「たかじんのそこまで言って委員会」も取り上げていましたし、「派遣切り」のニュースは毎日流れています。

 ニュースを見聞きしていると、トヨタやソニーなどの大企業は本当に悪いように思えるのですが、派遣や期間工を受け入れている「派遣先」企業だけが悪いんでしょうか!?。痛いニュースにある『“派遣は、正社員と同じ食堂でメシ食うな!”という大企業も…派遣大手「路頭に迷う派遣社員救えず、つらい。切ない」』というエントリーを読んでみるとそう思えます。

 まあ、派遣先企業の対応が一番問題有りとはおもいますけど、派遣元企業に全く責任がないとは思えない。派遣社員の給料が手取り十数万円というニュースを見たのですが、これって派遣元企業ってどのくらいもらっているんでしょう。私の知っているところでは確実に倍以上もらっているはずです。このマージンが多いのか少ないのかはわかりませんが、ここの中間搾取については誰も何も語らないんですね。

 痛いニュースにある「西日本の大手家電メーカー」ってどこなんでしょう。本当に問題があるんだったら、実名を公表しても問題ないじゃないでしょうか!?。社員食堂を使っちゃいけないと言われたら、「なんで??」と思うでしょう。でも福利厚生費で社食へ補助を出していて、格安になっているとすれば、この大手家電メーカーの対応が一概に悪いとは言えなくなってしまいます。また、この問題は派遣元が派遣先と交渉すべき問題な訳です。それを一方的に派遣先を悪く言ってもねぇ。「契約を打ち切られるのを恐れ」って契約書を交わす時点でそういうことに気が付かないということは、派遣元としてはちょっとおかしくないですか?。

 寮を追い出される人って期間工なんでしょうか。それだったらかわいそうでしょうけど、これが派遣社員だとすれば、派遣元企業の問題になりますよね。

 マスコミは常にスケープゴートを探して、それを叩いていれば大衆受けすると思っているような気がします。また現象面の問題しか目を向けなくてそこにある本質的な問題を見いだすことを全くしていないようです。第三者なんですから、当事者の一方しか取り上げないというのはね。派遣先企業も危機管理というかマスコミ対策が非常に下手だから、嵐が過ぎ去ることしか考えていないような感じです。

 そういう意味でニュースにコメンテーターなんてものは不要なもの。事実のみを報道し、補足説明が必要なものはきちんと解説する。それだけで良いはずなんです。ニュースステーションからでしょうか!?、キャスターが自分の意見を言い始めたのは。これで思いっきり偏向報道になってしまったような気がします。

 日本の企業はかつて「雇用の弾力性」が非常に高かったから、終身雇用制を維持することができました。でも今はどんどん低くなってきていますから、余裕がない。でも終身雇用制って昭和40年代の高度成長期から始まったはずです。昭和30年代にはそんなものはなかったと聞いています。歴史的に見るならばほんの一瞬だけなんですよ。そういう意味では終身雇用制って幻想でしかないんです。あるいはそういう制度は時代の流れに押しつぶされてしまったんじゃないかと。
 それを働く側というか、親の世代が幻想である終身雇用制にしがみついているんじゃないかと。だから雇用の流動性が高くならない。いわゆる「いい会社」に入ること以外を受け入れられない。もっと中小企業に目を向けないと、それこそ働く場所はどんどんなくなってしまうことになってしまいます。

 まあ、ぶつぶつ繰り言を書いてしまいましたが、全てにおいて「発想の転換」が必要な時代だと思います。企業も労働者も。政府や労働組合はもっとそういう考えを持たないと。ま、これについては、気が向いたらその続きを書こうかなと。




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2008年12月21日

終身雇用に戻る!?

 朝の番組で「とんでも経済学者」が終身雇用制に戻すべきだと言っていました。こういうウマシカな評論家がいると思うとなんか情けなくなってしまいます。

 経済構造が変化していることを無視して昭和40年代に戻すことなんてできるわけがない。今の産業構造にあった形で雇用環境を改善しなくてはならないんです。じゃあ今の産業構造ってどうなっているんでしょう。従事者数でみればサービス経済化であり、第三次産業が半分以上を占めている状況です。でも基本的には輸出産業に依存しているわけで、トヨタが営業赤字を出しそうだということで大騒ぎになっている。こんな状況で終身雇用制なんてできるわけがない。

 はっきり言って今の雇用不安に対する特効薬はないと思います。中長期的な対策しか取れない。確かにいま失業している人にとっては目の前の求職が大問題というのは判ります。なんでもいいから仕事がほしい。当然でしょう。で、麻生総理がハローワークで「なんでもいいじゃあ・・・」という発言には怒り心頭になるのもわかるんですけどね。
 でもハローワークから来る人材って使えないと思っている経営者が多いのも事実。仕事内容よりも給与額を質問してくるのが大半と言っています。働く意欲をもっと前に出していれば、もっと就職しやすいのじゃないでしょうか。でも年齢という大きなハードルがあるのも確かです。意欲を前面に出そうとしても年齢で門前払いをくらうこともありますので。いろいろありますが、総じて言えることはやはり「意欲を前面に出す」ことが大切ということ。

 中長期的な視点で考えると、産業構造を変えるような政策が必要です。基本的には新たな産業を創出することが必要ななんじゃないでしょうか。現在の企業はもう雇用の余裕がないわけですから、新たな企業に雇用を求めるしかない。既存の産業で新規開業することはかなり難しいから、新たな産業で新規開業をするしかない訳です。
 個人的には、いろいろ反対意見もあるかと思いますが、やはり技術立国を継承する方向なんじゃないかと思っています。あとは既存のソフトを別の角度から収益性を出すとかなんですが。

 難しい話になってしまいましたけど、馬鹿な評論家の意見をうのみにしないことが最初に必要だと言えるかも知れません。




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2008年12月30日

お雑煮の作り方

 あっという間に1年が過ぎようとしています。今日は30日ですから、ふた晩寝るともう元旦。早いものです。

 今日の中日新聞に『雑煮、なぜシンプル? 徳川家、名を上げる…諸説』という記事がありました。ここに掲載されているお雑煮、私のところでもまったく同じ作り方なんですね。亡き父は私が作るお雑煮が一番母の作るお雑煮に近いと言ってました。本当にシンプルなものです。

 以前住んでいた香川県では白みそベースの雑煮。そこに大福もちを入れるんですね。さすがにこれはびっくりものです。小さい頃から醤油ベースのシンプルなものばかり食べていましたから、本当にびっくりしました。

 その記事を引用しますね。なんせ新聞のサイトは本当にあっという間になくなってしまいますから。

 もういくつ寝ると…。指折り数えだすと、お雑煮が恋しくなる。カツオだしで菜っ葉ともちを煮た優しい味。子どものころは何杯もおかわりしたっけ。でも大人になり、旅先で知った雑煮はみそ味だったり具だくさんだったり。こっちの方が「派手」や「こってり」の好きな名古屋らしいような。なぜ雑煮はシンプルなの?

 「日本で一番、質素です」。名古屋の雑煮を、郷土食に詳しい名古屋学芸大名誉教授の三浦正人さん(73)=名古屋市緑区兵庫=はこう言う。

 全国を見れば、シャケとイクラを盛り合わせる新潟、あんこ入りのもちを白みそ仕立ての汁に入れる香川など、地方ごとにいろいろな雑煮がある。

 お城に金のシャチホコを載せるのに、雑煮の派手さではイクラやあんこに負けている。三浦さんは「江戸時代、尾張藩主の徳川宗春が時の将軍吉宗に華美な食事をとがめられたため、という説がある」と教えてくれた。

 なるほど。早速、徳川美術館(東区)に確認。数日後に届いた返事は「文献にはそのような記載が一切ありません」。とはいえ、この説を聞いたことがある職員はいるという。担当者は「もう一つ、徳川家康から始まる質素倹約の伝統を受け継いだという話もあります。こちらも根拠はありませんが」。

 うーん、こっちももっともらしい。では、作り方を確かめてみよう。料理研究家で栄中日文化センター講師の伊藤華づ枝さん(57)を、昭和区広見町にある伊藤さんのキッチンスタジオに訪ねた。

 「本来はこの地方独特の『もち菜』を使いますが、まだ市場に出ていなかったので」と並べたのは小松菜、切りもち、かつお節。

 菜を3等分して手際良く鍋の中へ。こつはここで、菜の上にもちを置くこと。「もちが鍋にくっつきませんから」。そのまま五分ほど。わんに盛り、花カツオをたっぷりと乗せて完成した。

 伊藤さんは「具材が少ないのは、名(菜)を上げる、とかけているそうですよ」と、菜をはしでつまみ上げた。

 伝承料理研究家の奥村彪生(あやお)さん(71)=奈良県香芝市=も「名と菜をひっかけるなんて名古屋くらい」と、同じ説を採る。少ない具が見方を変えれば意味深く思えてくる。「質素倹約するからこそ、いざという時に派手に振る舞える。正月から派手なら、生活が一年間持たないですよ」。ここぞという時に惜しまないのが名古屋流ということか。

 諸説が入り乱れるのも、一杯に込められた思いの豊かさと考えると、名古屋の雑煮がいっそういとおしくなってきた。

 昨年はここに出てくる「もち菜」を買うことができなくて焦りました。今年は早めに買ってこなくてはいけないですね。


 今年はこのブログ、かなりさぼってしまいました。とはいえ、前のように毎日書くことはもうできないですが、もう少し頻度を上げるように頑張るつもり・・・、でいます。

2008年12月31日

大晦日に思うこと

 もう明日は元旦。あっという間の1年でした。

 今年は仕事で「えっ!」というような大トラブルというか大ポカをやってしまって、大変でした。が終わってみれば昨年以上の売上高を計上することができました。終わりよければすべてよしではないですが、まあなんとか・なんとかというところでしょうか。
 点数は70点。可ではくて、優でもなくて「良」。ま、平凡ちゃあ平凡なんですけどね。来年は「優」を取れるように頑張らないといけませんね。

 さっき、スーパーに行ったら「もち菜」を買うことができました。これで正月の準備はほぼ完了。お年玉もぽち袋に入れたし(あげるばかりでとても辛い)、たばこもカートン買いしたのでもう出掛ける必要はありません。

 なんとか、年を越すことができます。ありがたいことです。これもかかわってくれたみなさんのおかげです。感謝・感謝です。
 来年もいい年でありますように。

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