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新聞社とインターネット

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 私の自宅の近くに桜がきれいに咲いているお寺さんがあるので、撮影に出掛けよう・・・と思ったのですが、午前中は曇り、午後から雨という天気で撮影中止にしてしまいました。先週も桜の写真を撮ったのですが、やっぱり青空がバックにないとなんかさみしいんですよねぇ。

 IZAに『「正解」どこに… 米新聞、手探りのネット戦略』という記事を見つけました。内容としてはアメリカの新聞社のネット戦略についての話なんですが、この記事を取り上げた産経デジタル・土井達士氏の前文が面白い。それをここに引用します。
------------ 引用開始 ------------

 インターネットの発達により、ニュースメディアが世界的に大きな変化に直面している。そんな中、「ジャーナリズム(業界)はウェブに真剣に向き合いつつあるが、オンライン・ジャーナリズムをどのように進めるべきか、いまだに明確なモデルは見つかっていない」とするリポートが米国で公表された。リポートが指摘する通り、米国メディアの現状は、紙媒体とネット媒体の「融合」を進めたり、一般の「市民」からの情報を活用しようとしたりする有力新聞社がある一方で、ウェブサイトの独自色強化を試みる例もあり、いまだ「正解」がない状態。将来は依然、混沌(こんとん)としている。これは何も米国にかぎらず、日本のメディアにとっても決して他人事でない。
------------ 引用終了 ------------

 前にも書きましたが、私は新聞を取っていません。全てネットで情報を入手します。一番の理由は古新聞の処分に困ることなんですが、ネットを利用することで一紙だけでなく、複数の新聞を読むことができることが本当に便利だからです。まあ問題はローカルなニュースが見られないことなんですが。
 いろんな理由がありますが、新聞を取らない人が増えてきたようですね。どこかでその傾向をグラフ化していたページがあったのですが・・・、見つかりませんでした。新聞を取らなくなってきているのは、やはりインターネットの影響なんだと思います。朝刊・夕刊を待つより、ネットでちょこっと検索すれば情報が入手できるのでですから。速報性という観点では、以前からテレビ・ラジオのニュースとよく比較されていたのですが、ネット上のニュースとテレビ・ラジオのニュースは違います。その一番の違いは、テレビ・ラジオは決まった時刻しかニュースを放送しないことなんだと思います。また放送時間が決まっていますから、放送局が重要であると判断された(?)ニュースだけしか流れません。でもネットの場合はアップする時間に制限はないし、サーバのハードディスクの容量一杯まで利用できますから、かなり細かいものまで掲載することができます。

 でも一番の問題は、新聞社などのマスコミ自体の考え方なんだと思います。自分たちが伝えてやるんだとか、我々は間違うことはないとか、自分たちの考える正義を押しつけたり、ちょっと驕りすぎのような気がします。ネットがない時代は、そういうスタンスを知る術がなかった。ところがインターネットで個人がいろんな情報を自ら発信することが簡単に出来るようになったことで、マスコミのスタンスが明らかになってきました。
 つまり読者の目が厳しくなってきたんです。だから記事では
------------ 引用開始 ------------

 また、リポートはニュースメディアのネット展開上、重要な要素の一つとして「ユーザー参加性」を挙げ、ニュースの評価機能、記事を書いた記者とのコミュニケーションがとれるサイトを高く評価。米国で特に多い、政治関係のブログなどにも、新たなニュースメディアとしての価値を認める一方で、政治家や圧力団体、大企業などが「多くの場合は正体を明かさず、ブログを使って(世論などを)誘導しようとする傾向も明らかになっている」とも警告している。
------------ 引用終了 ------------
と締めくくっています。結論としては、読者を大事にし、特定の政党・思想にはまらずに、公平に取材してそれを漏らさず報道することになるんでしょうか!?。理念としてはそういうことになるんでしょう。では具体的な戦略はどうなんだろうと。そこで上に示した方法が考えられるということなんでしょう。

 そういう意味ではIZAは面白いですね。記者がブログを書いてますし、読者からの意見を受け入れています。特に阿比留瑠比さんのブログは、非常に面白いので毎日のように読んでいます。
 でも私がIZAの一番嫌いなところは、会員登録。会員登録するとブログが書けたりなどのいろんな機能があります。が私にはそんな機能必要ありません。コメントが書ければいいだけです。

 まあ、つらつら書いてきましたが、ネットとどう付き合っていくかは、マスコミだけの問題ではありません。社会全体として考えていかないといけない状況になってきています。前に取り上げた選挙もそうですし、生産・販売活動においてもネットは無視できません。インターネットは従来の認識・手法を大きく変えました。それを肌で感じている人や企業は生き残り、未だ感じていないと淘汰されていくんでしょう。

 私自身、今はなんとか時代の流れに乗り遅れないようにあがいていると思っています。がそれも後何年続けられるのでしょうか。ちょっと不安になりつつも、「乗り遅れないぞ」と思ってもいます。

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2007年04月07日 18:29に投稿されたエントリーのページです。

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