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JASRAC と著作権

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 ちょっと古い話(1/31)の話です。「痛い2chニュース」に「ジャスラックが訴えた生演奏の店、「著作権侵害せず」とネット中継で証明するも…「将来するかも」とピアノ撤去&賠償命令」という記事を見つけました。実はこの話、記事が出たときから知っていたのですが、何故か書くことができなくて早く書かなくちゃと思ってたものです。

 詳しくはリンク先を読んでほしいのですが、判決を読んで唖然としてしまいました。
>>田中俊次裁判長は「将来的にも著作権侵害行為を続ける恐れがある」として
>>演奏差し止めやピアノ撤去、損害金約190万円の支払いなどを命じる判決を
>>言い渡した。
 恐れがあるから有罪なんでしょうか!?。そんなバカなということで、トラックバックにある「情報学ブログ」の「君のくちびるを逮捕!―デサフィナード事件を考える」を読んでみました。で、そこのリンクをたどって「のーない会議tatuya」の「デサフィナード訴訟を考える」に判決文を分析されていました。

 判決文からは妥当性が見られるんだと思います(私は専門家ではないので断定できない)。でもこれを拡大解釈されれば、場合に寄れば口笛を吹いただけでも著作権法違反となりかねないのかなとも思います。

---------- 引用開始 ----------

最近、ジャズ喫茶や小さなライブハウスがつぎつぎに潰れているそうです。なぜなら、JASRACという団体が、膨大な著作権料を請求し、そのためにこうして草の根で音楽を応援している店の経営が立ち行かなくなっているからです。たとえば、客席が30席しかなく、収入もほとんどないレストランに数百万円の著作権料を請求したりしているのです。

しかも、JASRACは巨大な天下り団体で、得た収入を作曲者の側に還元しているのかも不透明だそうです。

---------- 引用終了 ----------(情報学ブログ「デサフィナード訴訟を考える」より
 まあ、JASRACに対して私も不信感を持っていますので、偏向しているかも知れませんが、どうもうさんくささが見えるのはねぇ・・・。

 今まで中国などの著作権に対する意識の低さを述べたことがあります。日本でも、中国よりはかなりましなんですが、著作権に対する意識が低いところがあるのは否定できません。とはいえ、著作権違反は親告罪であり、音楽関連の著作権に関してはJASRACのさじ加減次第(実際には警察に訴えるんですが)というのもなにかおかしな感じがするんですね。
 情報学ブログでは「そもそも著作権法は厳密に適用するとおかしくなる」と主張されています。私もその意見には賛成です。ただ、お目こぼしの線引きが難しいのは間違いない。

 この著作権の期限を50年から70年に延長する動きがあります。ヨーロッパでは70年が主流になってきているようです。著作者の権利を優先するのか、利用者の利便性を優先するのか、どちらも意図を汲み取ることはできますが、著作者の子孫にその権利が委譲されるのは何か釈然としないですね。

 週の初めから「なんだかなぁ」と思うようなこと書いて、今週は良いんでしょうかねぇ??。

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2007年02月05日 12:33に投稿されたエントリーのページです。

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