長年1人で暮らしていると、料理も一通り(揚げ物以外は)こなすようになって、それなりのものを作ることができるようになりました。亡き父は、私が作る雑煮が一番母の味に近いと言っていたのを思い出します。
そういう父の命日が今日というのは何か因縁めいているんでしょうかね!?。
って、この自炊ってそういうことではなく、本をスキャニングするほうの「自炊」です。いろんな新聞でも取り上げられたのですが、ITmediaがかなり詳しく掲載しているようです(東野圭吾さんら作家7名がスキャン代行業者2社を提訴――その意図)。
この内容については@s_iwkさんのブログに詳しく書かれています(自炊業者提訴)。またアゴラでも賛成(自炊代行提訴についての雑感 --- 玉井克哉)・反対(「自炊代行」を否定することは全てのビジネスを否定することではないか)の意見がアップされています。
私は自炊ってあまり好きではありません。それは本を裁断するから。紙で出来た本が好きなんですね。それでも、一部の雑誌記事はどこでも読めるようにスキャンして、タブレットに放り込んであります。またネット上にアップされているパンフレットなどのPDFも入れておいて、客先で見せることもよくやっています。
この自炊の困るところが、スキャンデータは文字データでないこと。つまり文字検索が出来ないことなんです。雑誌の一部やパンフレットだったら、検索ってあまりしないとは思うのですが、数十~数百ページもあるようなものだと、ファイルサイズはムダにでかいわ検索は出来ないわとなると結構大変です。
なんで自炊が流行ったかという真因は、本を持ち歩くのが大変だからと思っています。文庫本はまだしも、単行本を持ち歩くのは結構重いんですよ。それが1つの端末に複数の書籍が入っていれば、これほど便利なものはないですからね。
こういう利点を読者が見つけたとするならば、電子化もっと言うと電子書籍化の流れは止めることはできないと考えるほうが一般的と思うのです。紙に拘る著者がいても、それを否定することはありませんし、その考え方を尊重したいと思います。が出版社が電子書籍化を否定するっておかしくないですかね。顧客ニーズを無視してたら、ただでさえ出版不況と言われているのですから、自炊用に裁断された本が古本としてどんどん売られてしまえば、もっと儲からなくなります。
だったら、積極的に電子書籍を扱うほうがベターなんじゃないでしょうか。違法コピーに対しては、きちんとしたDRMを掛ければいい話です(DRMとそれを破るといういたちごっこは別の話)。
twitter では大原ケイ(@Lingualina)さんが痛快な tweet されているのですが、まったくその通りだと思いますね。
変わったからといって生き残れるかどうかはわからないけど、変わらなければ座して死を待つのみだけだということを、日本の経営者のうちどれほど理解しているのでしょうか。

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