読売新聞に『カルピス・ボンカレー・パインアメ...不況に負けぬ「定番」の味』という記事がありました。
確かに定番商品があると強いですね。ただ、定番商品といっても発売当初からずっとそのままで売れているかと言えばそうではありません。当然の事ながら「商品改良」をひたすら実行しています。特に「ボンカレー」はそうですね。今日、テレビでレトルトカレーの特集をやっていましたが、「昔より美味くなっている」と消費者が言っています。
バリエーションがたくさん出てきて売れ行きが落ちてしまい、結局元に戻るという流れはあるんですが、たゆまぬ努力があるのは否めません。
新聞記事ですから、紙面の関係もあって深堀りしていません。そういうところまで掘り下げてくれるともっといい記事になると思うんですが。
日本の新聞社サイトはすぐに記事が消えてしまうので、引用しておきます。
| カルピス・ボンカレー・パインアメ...不況に負けぬ「定番」の味
年々新しい食品や飲料が目まぐるしく登場してきた中で、消費者の好みと食品メーカーの商品戦略に「定番回帰」の動きが目立ってきた。 昨年秋に鮮明になった深刻な景気低迷という逆風をものともせず、ロングセラーの食品が何十年もかけて培った味や品質、こなれた価格などへの「安心感」が消費者の心をとらえているようだ。 メーカー側には、商品開発の費用やリスクを極力抑えながら売り上げを確保したいとの思惑があり、大ヒット商品の追求よりも、定番ブランド品の販売促進や一部改良に力を注いでいる。 乳酸飲料メーカーのカルピス(東京)は、創業90周年記念品として今より甘く濃厚な「1953年復刻版」を4月に発売した。5月までの限定で50万本の出荷を目指す。2日に兵庫県西宮市のスーパーで開いた試飲などの催しで、堺市の主婦(36)は「カルピスの素朴で飽きない味が好きで、親子2代にわたって飲んでいる」と笑顔を見せた。 カルピスが狙うのは、懐かしさに訴えながら、主力商品の家族ぐるみのファンを増やすこと。「消費者が食の安全・安心を求めるようになったことも追い風だ」ととらえ、2009年のカルピスを柱とする「濃縮タイプ」飲料の出荷量は前年比10%増を見込んでいる。 大塚食品(大阪市)は、発売41年目で、20億食超の販売実績を誇るレトルト食品「ボンカレー」シリーズで、4年ぶりの新商品「ボンカレーネオ」を2月に売り出した。じゃがいもやにんじんを国産にするなど安心感を前面に出すテコ入れで、09年度は同時に廃止したシリーズ2品目の1・5倍にあたる13億円の売り上げを見込んでいる。 51年に発売された「パインアメ」は、缶詰の輪切りパイナップルに似た色や形で知られ、ここ10年以上売れ行きが落ちていない。1袋(120グラム)150円ほど。今もパイン(大阪市)の主力商品で「半世紀以上の間に製法が効率化され、安く提供できる」という。 総務省の3月の家計調査では、1世帯(2人以上)あたりの「食料」の消費支出額が前年同月比で4か月続けて減少した。それでも、定番商品の売り上げの落ち込みは比較的小さい。無駄な出費を嫌う消費者にとって、割安感に加え、味や品質で「はずれ」が少ないという安心感があるからだ。 メーカーにとっても、定番商品には、新商品ほど開発費や宣伝費がかからず、確実に売れるという安心感がある。この2月、キャラメルのおまけを4年ぶりに一新した江崎グリコは「不況でも、慣れ親しんだ商品は消費者に受け入れられている。業界全体で爆発的なヒット商品が生まれておらず、当面は定番品のテコ入れに力を入れる」という。 一方、定番回帰の背景には、高度成長期をテーマにした映画がヒットするなど「昭和レトロ」ブームもあるようだ。流通科学大の後藤こず恵講師は「30歳代を中心に、子供の頃に買えなかった商品をまとめ買いする『大人買い』や、懐かしい商品を子供に与える動きも増えている。昭和期の包装デザインが新鮮に見える若者も多い」と指摘する。(経済部 船木七月) |

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